ハイランドパーク 2005 – 2017、12年 61% The Whisky Hoop向け cask#1793

最近のハイランドパークがあまり琴線に触れない飲み手にこそ飲んでほしい秀作。

HIGHLAND PARK 2005-2017, 12Y. 61% OB

Exclusively for The Whisky Hoop

cask type: Refill Sherry Butt

cask No. 1793

604 bottles.


評価:★★★☆ Recommend!

CP:☆☆☆☆

価格:★☆


ボトル紹介

TWH、2020年1月の頒布ボトル

日本発のウイスキー愛好家団体であり、国内のウイスキー市場にインパクトを残し続けているThe Whisky Hoop(TWH)から、2020年1月リリースのハイランドパーク、2005年蒸留でリフィルシェリーバット熟成の12年ものです。

ボトリングは2017年であり、発売されるまで約3年のブランクがあったことになります。そのためなのかボトルデザインも現行の一つ前のものになっています。


テイスティング

ヘザーハニーを淡いシェリー香とピートスモークが引き立てる。素晴らしいバランス。

非常に秀逸なボトルだと言って良いと思います。「ハイランドパークらしい」と、往年の飲み手も納得の仕上がりなのではないでしょうか。

リフィルシェリーバット熟成ですが、このボトルの香味の主体はシェリー感ではありません。主体は蜂蜜と花の蜜を思わせる甘さであり、そこに華を添えるように穏やかなシェリーカスク由来のレーズンや鞣革感、更にそれら甘い香味要素をしっかりと下支えするようにピートスモークが絡み合います。

こうした周辺の香味が主体である花と蜂蜜の香味を上手く持ち上げるため、主体はより鮮明に、その上で見事な香味バランスが実現されています。熟成年数から懸念されるような麦芽の未熟感も全くありません。

僕はハイランドパークに対して「最近のリリースはオフィシャルもボトラーズもフローラルでグラッシーな印象がある」と思っていて、オールドボトルと現行ボトルを香味の上では別枠として扱っていたくらいだったのですが、このボトルは2000年代蒸留の原酒の中に往年のハイランドパークらしさが感じられて、しかもきちんと香味のバランスが取れていることに、ちょっとした驚きがありました。

TWHの2020年初リリースとして申し分のない出来栄えだと思います。

以前の僕のように近年のハイランドパークにあまり良い印象を抱いていなかった飲み手にこそ、是非飲んでいただきたいボトルだと思います。勿論Recommendです。

コルクデザイン。
コルクキャップにはスクリューが付いている。

テイスティングノート

香り:

穏やかに始まり徐々に強くなる。心地良いウッディネスから、蜂蜜、花の蜜、ヘザーハニー、穏やかなレーズン、ややアルコールの揮発、奥のほうからゆっくりとピートスモークと若干のベーコン(加水で少し分かりやすくなる)。うっすらとだがザラメや黒糖、微かなミントも。時間をかけるとバニラアイスクリームの印象も。

味わい:

口当たりは度数よりも滑らかな印象。口に含むとややドライだが、蜂蜜、香ばしさを伴う麦芽の甘味、穏やかに林檎、洋梨。弱いレーズンと微かなプルーン。終始ピートスモークが麦芽や樽に由来する甘さを下支えする印象。後半からは度数相当のドライさが現れる。ボディは中程度。

余韻:

余韻ではやや度数由来のドライさが強くなる。そこからミント、穏やかで甘いウッディネスとバニラ、弱いレーズン、生姜。じんわりと長く持続する。

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