カリラ 1984 – 2000、15年 59.1% G&M カスクストレングス

潮気と出汁感が生み出す香味の奥行きが見どころ

CAOL ILA 1984-2000, 15Y. 59.1%

G&M CASK STRENGTH

cask No. 6081-6084


評価:★★★

CP:NR

価格:NR


ボトル紹介

GMの旧シリーズ、カスクストレングスから

1984年蒸留のカリラ、4樽をカスクストレングスでヴァッテッドした15年ものです。

老舗ボトラーGordon & Macphail社がラインナップを現在のものに一新する前のボトルになります。

ボトリングされてから19年。80年代蒸留の中熟シングルモルトを飲める機会は少ないため、ありがたく頂くことにしました。


テイスティング

潮気と出汁感で生まれる立体的な奥行き感

現行のカリラとは異なるタイプの香味の奥行きが見どころの、美味しいカリラです。

アイラピートと麦芽香が香味の主体ですが、ピート感には塩素や金属を思わせるニュアンスに加えて魚介の出汁感が感じられ、それが潮気と合わさることで焼き魚のような印象が現れます。

現行のカリラで見られるスモークベーコンやBBQのような印象とは異なる魚介系の旨味と潮気によって奥行きがもたらされているところが面白いと思いました。そのためなのか、カリラは総じてライトボディな印象ですが、このボトルはボディがそこまで軽く感じられませんでした。

酒質はややドライで、もしかしたらボトリング当時はもっとドライだったかも知れません。また、樽感やフルーツ香で飲ませるタイプのボトルではありませんが、現行とはまた違った良さのある一本でした。


テイスティングノート

香り:

穏やかな香り立ち。麦芽の甘さ、塩素や金属的なミネラル感のあるアイラピート、焼き魚のような潮気、燻製ナッツ、奥からゆっくりと控えめにシロップ、林檎、洋梨。

味わい:

度数相当にしっかりとした口当たり。清涼感のあるドライさとナッティさのあるピート感。魚介の出汁感が麦芽の甘さに絡む。ボディは中程度。

余韻:

燻製ナッツと潮気、麦芽と樽由来の甘さ、乾いたウッディネス、微かに生姜を穏やかなスパイス感。

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