カリラ 2005-2016 11年 59.0% ゴードン&マクファイル、ウイスキーフープ向け

しっかりとしつつも主張し過ぎないアイラピートと、それに引き立てられたシェリー由来のビタースイート。若いウイスキーでこうしたボトルが出てくると興奮する。

CAOL ILA 2005-2016 11Y. 59.0% cask#301502, RSH, 296bottles GM Exclusive for The Whisky Hoop

評価:★ ★ ★ Recommend!

CP:☆ ☆ ☆ ☆

価格:¥

 

香り:しっかりとした香り立ち。強いベリーの香りから始まり、入れ替わるようにクレゾールと塩気のミネラル感を伴うピートが前面に現れる。その後再びストロベリージャム、レーズンといった甘い香り。僅かにレモンの酸味、ピート香に鼻が慣れてきた頃にローストしたような香ばしい麦芽香がふと顔を出す。

味わい:度数相当のしっかりとした口当たり。ピートはしっかり感じられるが支配的ではなく、シェリーカスク由来のビタースイートな印象が口の中に広がる。ストロベリージャムの甘さとビターチョコレートを思わせるほろ苦さ、レーズン、少し焦げたようなウッディネス。

余韻:ピートを引き継ぎつつ、スパイシーでドライ。甘いチョコレートドリンク、カカオのほろ苦さも持続する。ビタースイートな余韻。


日本で2014年に発足したウイスキー愛好家団体The Whisky Hoop(会員制。以下TWH)から、2017年3月頒布ボトルのカリラ。老舗ボトラーズGordon & MacPhailのエクスクルーシヴラベルで、ラベル下にはTWHのロゴが入っています。熟成樽はリフィルシェリーホグスヘッド、シングルカスクでボトリング本数296本です。

すでに都内を中心に先行で飲んだ飲み手から高く評価されているボトルで、ウイスキードリンカーの間ではここ最近密かに話題のボトルだと思います。自宅で抜栓し、早速テイスティングしました。

あらためて飲んでみると前評判通りの出来栄えで、熟成年数からは想像出来ない、非常に見所の多いシングルモルトです。

カリラ独特のピートフレーバー(クレゾールと塩気を思わせます)はしっかりと感じられますが、決して支配的にならず、シェリー由来の香味を上手く引き立てています。シェリー由来の香味に嫌味がないところはもちろん、ベリー系の甘さとカカオを思わせるほろ苦さとが相まってビタースイートな味わいが余韻まで長く続くところや、11年熟成と比較的若い原酒にも関わらずピートの効果もあってか麦芽香に若さを感じないところなど、2000年以降の新しい原酒でこうしたボトルが出てきてくれたことは飲み手として素直に嬉しくなります。TWHとしては熟成年数に縛られずに美味しいボトルを選ぶことは可能だということを飲み手側に示してくれたわけで、それにより熟成年数以外のシングルモルトの魅力や、オールドボトルではなく近年の原酒でも質の高いものがきちんと存在していることを示すことにも繋がったと思います。

味わいから考えれば価格も充分お値打ち(だと私は思います)で、非常に素晴らしいリリースだと思います。

TWHの今後のボトリングも楽しみです。

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