Springbank 1967-1981 10Y. 58.9% #1967/3130

全にして個、個にして全。

最初は何がこのウイスキーの特徴なのか分からなかった。要素が多く、ゆっくりとしたスタート。

一つ一つの香味を紐解こうとグラスに向き合っていると、ある瞬間に突然全ての要素が一度に立ち現れてくる。蕾の花弁がその螺旋構造に沿って、回転しながら一度に開いていく映像が浮かんだ。


ウイスキーのテイスティングにおいて、この体験は貴重なものだったと今でも思う。複雑さへの理解は、絡み合う要素を一つ一つ取り出していく以外にも、全てを一時に知ることで理解に辿り着く場合があるということの、実際的な体験だった。この体験を説明しようとして、要素を取り上げて羅列していっても、ほとんど説明にならない。全体が全体であることを直接的に説明しなくてはならないが、今はまだそれを成し得るような言葉を見つけられていない。どうしても抽象的になってしまう。
このウイスキーの持つ要素の説明についてはストイックなドリンカーの日々が詳しく、全体の説明にも果敢に挑戦している。テイスティングノートとしても素晴らしく、同じボトルを飲んだことがあれば、ほとんど全てに頷ける内容だと思う。
言葉では伝えきれないので、もし可能であれば、是非一度飲んでみてほしいと思う。

@Campbeltoun Loch (Yurakucho, Japan)

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