オールドプルトニー 2006 – 2019、12年 63.5% ハンドフィル

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蒸溜所まで行かないと入手不可。盛大なバニラと蜂蜜でパワフルな香味。

OLD PULTENEY 2006-2019, 12Y. 63.5% OB

Distillery Hand Bottling

distilled 2006-08-30

bottled 2019-08-09

cask type bourbon barrel

cask No. 741


評価:★★★ Recommend!

CP:NR

価格:NR


ボトル紹介

行かないと入手不可、かつては本土最北だった蒸溜所のハンドフィル。

2006年蒸留、オールドプルトニーのハンドフィル、カスクナンバー741です。バーボンバレル熟成の12年ものになります。

ハンドフィルとは言葉の通り熟成されたウイスキーを樽から手作業で直接ボトリングするという意味で、これは蒸留所に直接足を運ばなければ体験できないということで、ウイスキードリンカーにとって蒸留所限定ボトルの代名詞的存在となっています。実際、オークションなどを除くと蒸留所に直接行かなければ入手できない大変貴重なボトルです。

どの蒸留所のハンドフィルも、まさに「汲みたてのウイスキー原酒を飲む!」という表現がぴったりなパワフルな香味が特徴的だったりします。

なお、実際に自分でボトリングさせてくれる蒸留所もあれば、既にボトリングされた状態で販売している蒸留所もあるそうです。また、全ての蒸留所がハンドフィルを実施しているわけではありません。

そんな貴重なこのボトルですが、2020年の新年会でモルト仲間の鯨/K.67さんがプルトニー蒸留所まで足を運んで入手してきたものを味合わせていただくことができました。本当に感謝です。

そして地図を見れば分かるんですけど、プルトニー蒸留所はウルフバーン蒸留所が出来るまではスコットランド本土最北だった蒸留所です。本人の話によると「インバネスから車で2時間半くらいかかった」とのこと。

ウイスキー愛が深いです。


テイスティング

パワフルな味わいで、まさにハンドフィル。蜂蜜とオレンジもしっかり。

ハンドフィルらしいパワフルで濃密な香味が楽しめる、非常に美味しいボトルでした。

バーボンバレルの樽由来であろう蜂蜜、オレンジ、バニラといった甘い香りと、しっかりとした麦芽感が素晴らしいです。香味の勢いは味わいでも全く衰えることなく最後まで持続します。

誰でも飲めるか?と言われると、飲めません。ですがRecommendです。こういうボトルを飲ませていただいたこと自体が感謝です。それが美味しいとなれば尚更ですね。


テイスティングノート

香り:

しっかりとした香り立ち。盛大な蜂蜜、バニラ、オレンジピール。しっかりとした麦芽の主張。やや濡れた印象のある心地良いウッディネス。

味わい:

度数相当のしっかりとした口当たり。ウッディネスがやや強くなり、樽由来の収斂とドライさが現れるが、オレンジ、オレンジピール、蜂蜜も強くなる。ボディは中程度。

余韻:

樽由来のウッディネスと収斂、オレンジ、蜂蜜を引き継ぐ。

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