ブローラ 1982 – 2004、21年 50% OMC

素晴らしい。ただただ素晴らしい。上質な香りに溢れた渾然一体感。

BRORA 1982-2004, 21Y. 50% OMC


評価:★★★★☆

CP:NR

価格:NR


ボトル紹介

分社化前のダグラス・レインOMCからシェリーブローラ

シングルモルトの閉鎖蒸留所の中でもアイラ島のポートエレンと並んで有名な北ハイランドのブローラ蒸留所から、閉鎖前年にあたる1982年蒸留、シェリーカスク(おそらくシェリーバット)熟成の21年ものです。

ボトリングはインディペンデントボトラーの旧ダグラス・レイン。旧と付けたのは2013年に分社化する前だからです。

このボトルは2020年の元旦に、いつもお世話になっている池袋のジェイズバーさんでいただきました。


テイスティング

美味い。というか素晴らしい。

ただただ美味いです。

飲んでいる間ずっと「うまい」と呟いていたかと思ったら突然思考が静止したかのような沈黙、その後おもむろに口を開き、出てきた言葉は「うまい」だったみたいなときってあるじゃないですか。あれです。

まさに渾然一体としか表現できない、あれもこれも何でもあると言えるような味わいで、フルーツ香も麦芽の熟成感も文句なしです。

シーズニングっぽくないシェリーカスクの複雑な個性と若干の潮気から、桜餅のような印象も感じました。

お正月にブローラから桜餅を感じる2020年。

詳しいことはよく分かりませんが、めでたい感じが満載ですね。

とにかく、素晴らしいボトルでした。


テイスティングノート

香り:

穏やかな香り立ち、ゆっくりとベリーと渾然一体とした熟成感。徐々に開き、非常に複雑に。香ばしいナッツとナッツオイル、ラズベリー、少しアメリカンチェリー、更にゆっくりとパッションフルーツやドライマンゴーを思わせる南国果実感も。若干の潮気もあり、桜餅のようなニュアンスも。あらゆる方向から上質な香りが近付いてくる。

味わい:

しっかりとした口当たりだが、それ以上に厚いボディ。渾然一体とした熟成感とともに穏やかだが複雑なスパイス感とドライさ、香ばしさと心地良いオイリーさを伴う力強く複雑な麦芽の熟成感。

余韻:

心地良いナッツと麦芽の香ばしさ、渾然一体とした熟成感を引き継ぎ、ベリー、桜餅といった複雑な香味を余韻にまで引き継ぎ、弱い生姜と胡椒のスパイス感と共にじんわりと長く続く。

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