ブルックラディ 1991 – 2018、27年 51.3% レディ・オブ・ザ・グレン cask No.2132

繊細なフルーツ香と麦芽の熟成感が、時間をかけるほどにグラスの中から語りかけてくるよう。

BRUICHLADDICH 1991-2018, 27Y. 51.3%

LADY OF THE GLEN

cask type: boubon hogshead

cask No. 2132

208 bottles.


評価:★★★ Recommend!

CP:☆☆

価格:★★★


ボトル紹介

元銀行員の情熱から始まった新進気鋭のボトラーから、長熟域に差し掛かったブルックラディ。

新進気鋭のインディペンデントボトラー「ハンナ・ウイスキー・マーチャンツ」からリリースされた1991年蒸留のブルックラディ、バーボンホグスヘッド熟成の27年ものです。

新進気鋭の女性ウイスキーブロガーでウイスキー愛好家のsarichiさんからサンプル交換でいただきました。彼女の記事へのリンクは以下です。

http://sarichiiiii.blog.fc2.com/blog-entry-988.html

ハンナ・ウイスキー・マーチャンツは、元銀行員だったグレゴール・ハンナ氏が2012年に立ち上げたボトラーで、国内入荷は少ないものの愛好家からの評判は高いです。フラッグシップシリーズであるLADY OF GLENの名は氏の愛読していた物語「The Green Lady」のヒロインから取られているそうです。


テイスティング

是非とも時間をかけて。繊細だが芯のあるフルーツ香と麦芽香がゆっくりと絡み合う。

香味変化が楽しく美味しいボトルですが、立ち上がりはゆっくりです。そのため早飲みせず、グラスに注いでからの香味変化を是非とも時間をかけて楽しんでほしいと思います。

バーボンホグスヘッド熟成ですが、おそらくファーストフィルではなくリフィルでしょう。穏やかな樽感に乗るようにして、熟成感のある麦芽の甘味と複雑でクリーミーなフルーツ香がゆっくりと立ち上り、少しずつ絡み合ってきます。

ゆっくりと香りを楽しみ、ある程度ピークに達したと感じた頃に口に含み、そこからあらためて香りに戻るとウッディネスやスパイスを感じやすくなったり、一度水を挟んでからテイスティングし直すとクリーミーさやフルーツ香を強く感じたりと、飲み方や組み立て方でも香味の変化するところは、このボトルの引き出しの多さと今後の経年での変化と香味の開きを予感させる部分です。

価格は決して安いとは言えませんが、完成度もポテンシャルも高い一本です。一度飲み、その繊細さの奥にある複雑さに心惹かれたのなら、飲み手の傍にいつまでも寄り添ってくれる、そんなボトルになるだろうと思います。

sarichiさん、素敵なサンプルをありがとうございました。


テイスティングノート

香り:

香り立ちは穏やかに始まり、徐々にしっかりとしてくる。心地良い麦芽香からゆっくりとフルーツ香が立ち上がってきて、アプリコット、洋梨。オレンジピール、レモンピール、タルト生地から、レモンやオレンジのフルーツタルトを思わせるクリーミーさ。控えめに乾いたウッディネス。微かな潮風。

味わい:

口当たりは度数相当にしっかりとしていて、ややドライ。ウッディネスとそれに由来する収斂がやや強くなり、溌剌とした麦芽の甘味、柑橘の皮の甘味と苦味、僅かなエグミ。ボディは中程度。

余韻:

クリーミーさとアプリコットや洋梨を思わせるフルーツ香が再び現れ、そこに麦芽の熟成感がゆっくりと乗ってくる。穏やかで心地良いスパイスとドライさ。

コメントする