シングルトン・オブ・グレンオード 18年、55% ディアジオスペシャルリリース2019

仕上がり上々。繊細な香味変化も楽しい良ボトル。

The Singleton of GLEN ORD 18Y. 55%

Diageo’s Special Release 2019


評価:★★★ Recommend!

CP:☆☆☆

価格:★★


ボトル紹介

目次

2019年のディアジオスペシャルリリースから

毎年海外で先行リリースされる年間限定シリーズ「ディアジオスペシャルリリース」から、グレンオードの18年もの、カスクストレングスです。

熟成に使っている樽はfresh charred American ork hogsheads、つまりアメリカンオーク材で作られたホグスヘッドサイズの新樽ということだと思います。

新樽特有のリッチで生き生きとした樽感とスパイス感であることが、表ラベルの下のほうにも書かれています。


テイスティング

オークとスパイスの香味変化が楽しい

美味しいグレンオードです。

新樽ホグスヘッド熟成という造りそのままに、熟成年数の同じオフィシャルスタンダード18年よりも少し樽を効かせた香味構成で、カスクストレングス55%という度数相当の飲み応えも相まって物足りなさのない仕上がりは、スペシャルリリースに相応しいものだと思います。

樽感が効いているといっても効かせすぎないバランス感覚は見事で、年数相当の麦芽の熟成感に、オーク、蜂蜜、さらにニッキ、そこから麦芽感に香ばしさが加わり、更には糖蜜、スパイスと、樽使いによる香味の変化が面白く、バーで数杯飲む時の中継ぎとしても、また自宅でリラックスして杯を重ねるにしても、とても重宝するのではないかと思います。


テイスティングノート

香り:

穏やかに始まり徐々に開いてくる。林檎、蜂蜜、オーク。そこからニッキのようなスパイス感と麦芽の熟成感。栗。

味わい:

口当たりは度数相当に力強い。蜂蜜、バニラからニッキ、香ばしい麦芽、糖蜜、ゆっくりと黒蜜。少しミルキー。樽由来のウッディネスはやや強く、ボディは中程度。

余韻:

味わいの要素を引き継ぎ、糖蜜やミルキーさの中に弱い唐辛子のスパイス感がじんわりと持続する。

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