スペイサイドリージョンモルト 1979 – 2018、38年 42.8% 宗方教授ラベル

まさに長熟スペイサイド。華やかさと複雑さ、渾然一体感のある香り、枯れ感のあるボディ。

SPEYSIDE REGION MALT 1979-2018, 38Y. 42.8%

Prof. MUNAKATA by Yukinobu Hoshino


評価:★★★☆ Recommend!

CP:☆☆

価格:E


ボトル紹介

山岡秀雄氏選定の長熟スペイサイド。中身はベンリアック。

世界的なモルト愛好家兼テイスターである山岡氏がセレクトしたスペイサイドリージョンモルト。1979年蒸留の38年熟成です。

記載はありませんが、中身はベンリアックとのことです。

ラベルデザインは、星野之宣氏による民俗学をテーマにした漫画「宗方教授異考録」から、主人公である宗方教授です。


テイスティング

長熟スペイサイドのお手本と言える香味

近年リリースではあまり見なくなってしまった、長熟スペイサイドの香味をしっかりと備えた美味しいシングルモルトです。

香りの渾然一体感と華やかさは「これぞ長熟スペイサイド」と言える申し分ないもので、このタイプの香味が好きな飲み手の心を掴んで離さないでしょう。長熟のベンリアックと聞くと探したくなる桃の香りも、複雑な香味を紐解いた先で見つけることが出来ます。

ボディの厚さは香味の複雑さとトレードオフとなっており、熟成年数相当に枯れ感が出ています。これは熟成期間の長いシングルモルト、特に長熟のスペイサイドモルトではやや見られることの多い特徴だと思っています。他が素晴らしいぶん、欲を言わせてもらえれば、あと3度くらい度数が高い状態で飲んでみたかったという気持ちはあり、味わいに迫力を求める方はこの部分をもしかしたら少し物足りないと思うかも知れません。ただ、このボトルにあっては香味全体の印象を損なうものではありません。

ボトルの価格は決してお手頃とは言えませんし、バーで飲んでも少なくとも安くは収まらないのですが、長熟スペイサイドが好きな方は勿論、未体験の方にも是非一度は飲んでほしいボトルです。

また、ぶっちゃけてしまうと、そう頻繁にリリースのあるタイプの香味ではなく、その意味で割と一期一会的な味わいです。例えば一時期リリースが続いた長熟の「スペイサイドリージョン」モルトの味わいが好きな方であれば、購入を検討する価値はあると思います。(ちなみに私は購入しました。)


テイスティングノート

香り:

香り立ちは穏やかに始まり、徐々にしっかりとしてくる。熟成年数に裏打ちされた華やかさと渾然一体感。麦芽の旨味、アプリコット、黄桃、オレンジ、オレンジマーマレード、微かにミントの清涼感。

味わい:

口当たりは度数相当に優しい。フルーツシロップ、複雑で熟成感のある麦芽の旨味。ボディはやや枯れ感があり、余韻への移行は比較的早い。

余韻:

フルーツと麦芽の旨味に凝縮感と渾然一体感が返ってくる。余韻の長さは中程度。


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