カヴァラン 2007 – 2014、55% ピーティーカスク

カヴァランらしい濃厚な味わいを、ピートが下支えする。面白い香味構成。

photo by official site

KAVALAN 2007-2014, 55% PEATY CASK


評価:★★★ Recommend!

CP:☆☆

価格:★★


ボトル紹介

限定のピーテッドカヴァラン

台湾にあるカヴァラン蒸留所から、2007年蒸留のディスティラリーリザーブ、ピーティーカスクです。

モルト仲間の「撮り銅」こと石原氏からテイスティングのために渡されたボトルで、カヴァラン蒸留所内および参加のコーヒーショップ併設のカヴァランショップのみで販売されている限定ボトルです。ネック部分のQRコードを読み込むことでボトルの価格やオフィシャルテイスティングノートを調べることが出来ます。

ディスティラリーリザーブと銘打たれているこのボトルですが、ブレンダー名が記載されていることからおそらくシングルカスクではなく多樽ヴァッテッド、度数は55%と高いためカスクストレングスでのボトリングで良いだろうと思われます。


テイスティング

燻した草のような内陸ピートが濃厚な香味を下支え

基本的にカヴァランらしい華やかで濃厚な香味が主体のシングルモルトですが、それをスモーキーなピート香が下から支えるような香味構成になっていると思います。

ピート香は香りよりも味わいで分かりやすく、スコットランド内陸系、もしくはハイランドパークにあるような、草を燻したようなややスモーキーなものです。比較的しっかりとしていて、香味の複雑さとバランスに寄与している印象があります。

結果として香味に華やかで濃厚なだけではない立体感があり、美味しいシングルモルトに仕上がっていると感じました。

台湾に行ったらお土産として思わず買ってしまう出来の良さです。

美味しいだけでなく興味深いボトルをありがとうございます。


テイスティングノート

香り:

しっかりとした香り立ちで甘く、ややどっしりとしている。華やかで、蜂蜜、バニラ、ザラメ、べっこう飴、そこに仄かにスモーキーで、燻した干し藁を思わせるピート。更に杏子、オレンジマーマレード、ライム、少し蜜蝋。時間を置くとウッディネスが強くなり、ややスパイシーさも現れる。

味わい:

度数相当のしっかりとした口当たり。濃厚な味わいでボディは厚め。スコットランド内陸系を思わせるピーティーさが香りより強く感じられ、麦芽の力強い甘さも樽由来の甘さより強くなる。バターを塗った全粉粒パン、蜂蜜、穏やかな収斂。

余韻:

比較的長い余韻で、穏やかなドライさと唐辛子を思わせるスパイス。燻した干し藁を思わせるピートのニュアンスも持続する。


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