これは良いオフィシャルボトル

Arran 10Y. 46% OB
評価:★★☆ Recommend!
CP:☆☆☆☆☆
価格:☆
ボトル紹介
アラン蒸留所のオフィシャルスタンダード
輸入元はウィスク・イー。お陰様で国内流通も安定し、固定ファンもしっかりと付いているアラン蒸留所のオフィシャルラインナップから、エントリーボトルの10年です。
加水ですが46%と高めの度数、加えてノンチルフィルタード、ナチュラルカラー(無着色)なのはシングルモルト専売蒸留所のこだわりの表れですね。
アラン蒸留所の詳しい来歴は、以前記事にしたアラン 21年 46% オフィシャルボトルで書きましたので、良かったらご覧下さい。
テイスティング
コスパが高くて良いボトル
アラン10年は高コスパの良ボトルです。家飲み候補になり得るでしょう。
アランは地域としてはアイランズに分類されますが、ほとんどピートを効かせずに麦芽の甘さと樽材由来の甘さが主体の香味構成はハイランドモルトに通ずる個性で、万人受けするものだと思います。
加えて46%という度数は飲み応え十分です。熟成感こそ年数相当ですが、まさに優等生という言葉が相応しいシングルモルトだと思います。Recommend!を付けるのに躊躇なしです。
似た香味構成のシングルモルトとしては、以前紹介したアンノック 12年 40% オフィシャルボトル(ノックデュー)があります。アンノックの度数は40%で、それに応じるようにアラン10年と比べて全体的に優しい味わいとなっています。
どちらが好きかは好みの問題ですが、アンノック10年の味わいが好きなものの少し物足りなさを覚えた方にも、アラン10年はオススメなボトルです。
テイスティングノート
香り:
香り立ちは比較的しっかりとしていて、穏やかに甘い。林檎、熟れたバナナ、微かな瓜、溌剌とした麦芽の甘み、少しのミネラル感、穏やかな樽香、ライトなフローラル香。
味わい:
口当たりは度数相当でしっかりとしている。僅かにオイリー。口に含むと穏やかなウッディネス、ややスパイシー。そこからバニラ、熟れたバナナ、洋梨。麦芽の甘さも強くなり、同時に熟成年数相当に粗い要素も現れるが気にならない。
余韻:
キャンディを思わせる樽材由来の甘さ、暖かく僅かにスパイシー。
グラス2個付きスペシャルエディションもあるよ
現在(おそらく期間限定で)グラス付きのスペシャルエディションが発売されています。
このセットは非常にお得で狙い目ではないかと思います。
[…] これがもし定価の5000円で買えたとしてですよ?今僕が5000円持ってたらグレンモーレンジ10年とかベンネヴィス10年とかタリスカー10年とかを買って、お釣りで玉ねぎと挽肉とカレールーを買って、次の日にカレーを作ります。アラン10年とかアンノック12年を買っても同じことをします。ジャパニーズに限定するなら竹鶴ピュアモルトを買って、お釣りでニンニクと唐辛子とパスタを買って、次の日にペペロンチーノを作りますね。ちなみにですが、もし万が一30000円持ってたら一人で高い鮨を食べて、この年末を乗り切るための活力にします。 […]
[…] 3000円以下で購入できますが、ブレンデッド ではジョニーウォーカーブラック、シングルモルトではグレンモーレンジ10年、アラン10年、タリスカー10年など、それぞれ味わいに違いはありますが、だからこそ同価格帯ではライバルは多いです。しかし、スコッチ以外、ジャパニーズ以外のブレンデッドだからといって舐めるわけにはいかないレベルのブレンデッドウイスキーだと思います。 […]
[…] 今回用意するウイスキーは「アラン10年」にしましょう。比較的入手しやすく、価格も安いのにそこそこ美味しい、家飲みに最適なボトルの一つです。 […]
[…] 「アラン蒸留所のシングルモルトが気になるけど、まだ飲んだことがない」ということであれば、ここ数年で現行オフィシャルのスタンダードであるアラン10年の品質が非常に安定しているので、まずそちらから飲むほうがいいでしょう。 […]
[…] ベンネヴィス10年は、同価格帯のボトルであるグレンフィデック12年、グレンモーレンジ10年、アラン10年などと比べても遜色のない出来栄えの、家飲み候補の一角になり得る、高コスパの良ボトルだと思います。 […]
[…] はっきり言ってしまうと、単純に味わいだけなら現行のアラン10年のほうが美味しいと思います。 […]
[…] 単純に味わいだけを見るなら、現行のアラン10年のほうが美味しいです。 […]