マッカラン エステートリザーヴ 45.7% 免税向け

近年マッカランの中では美味しいボトルだと思う。

The MACALLAN Estate Reserve 45.7% (Travel Retail)


評価:★ ★ ★

CP:☆ ☆ ☆

価格:★ ★


香り:

穏やかで甘い香り立ち。ザラメ、紅茶、キャラメル、レーズン、ローストしたコーヒー豆、アフォガート(バニラアイスクリームにコーヒーをかけたデザート)、オランジェット(オレンジピールをチョコレートでコーティングしたお菓子)。ウッディネスは中程度、奥からローストした麦芽の香ばしさと甘さが現れる。

味わい:

口当たりは度数相当。サラリとしている。香りの要素を引き継ぎ、麦芽の甘さに深みが出る。熟成感は然程ではない。ウッディネスが少しだけ強くなる。

余韻:

コクのある甘さを引き継ぎつつ、樽由来の穏やかなスパイシーさとドライさへと続く。穏やかな収斂を残す。


マッカランの免税市場向けシリーズから

主に空港の免税店で売られていたマッカランで、「The 1824 Collection」というシリーズの1本です。

同シリーズは比較的長い間空港免税店で販売されていて、緑ラベルの「セレクトオーク」、赤ラベルの「ウイスキーメーカーズエディション」、今回ご紹介する青ラベルの「エステートリザーヴ」、黒いラベルの「オスクーロ」の4種類がラインナップされていました。

どれも熟成年数表記のないボトルで、価格は紹介順に高くなり、エステートリザーヴは同シリーズではちょっと高級なボトルということになります。また、緑と赤の2つが当時1000mlだったのに対し、エステートリザーヴとオスクーロは最初から700mlで販売されていました。(その後、セレクトオークもウイスキーメーカーズエディションも700mlになってしまうのですが)


コスパは普通だが、味は良い。

さすがにちょっとお値段が張るだけのことはあるというか、近年のマッカランの中では良い出来だと思います。

上品な仕上がりで、コクのある甘さから始まり、時間をかけるとアフォガートやオランジェットを思わせる複合的な香りがあり、複雑さも十分です。熟成感が然程ではないため渾然一体とした印象にまでは到達しませんが、麦芽の香味とシェリーカスクの香味を繊細かつバランス良く構築したような印象があります。

フェインティさなどのネガティブな要素もなく、少なくとも10年かそれ以上熟成させた原酒を使用しているのではないかという印象があります。


ウイスキーを最近飲み始めたのであれば、今のうちに飲んでみては。

総じてエレガントで、品の良いシングルモルトです。

酒質の似たシングルモルトとしてはタムデューとグレンマレイが思い付きますが、このボトルには「それでもやはりマッカラン」と思わせるだけのバランスと深みがあります。

価格がやや高いのでRecommendは付けられません。しかし免税市場は元よりそろそろオークション市場からもなくなる気配のあるボトルなので、もし飲んだことがないのであれば、ちょっと頑張って一本くらい抱えて飲んでもいいんじゃないかなと思います。

特にここ3年以内にシングルモルトを飲み始めた方にはオススメではないかと思います。


でもこのシリーズでコスパ的に一番のオススメは「ウイスキーメーカーズエディション」なんですけどね!

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