アラン 1996 – 2013 17年 51.1% バーボンカスク#546 プレミアムカスクセレクション 2013オータムリリース

抜栓から4年。香味に一体感が現れつつある。

ARRAN 1996-2013 17Y. 51.1% Bourbon Cask #546, Premium Cask Selection 2013 Autumn Release.


評価:★ ★ ★

CP:☆ ☆ ☆ ☆

価格:★ ☆


香り:

しっかりとした香り立ち。エステリーで甘く、バニラ、キャラメル、林檎が先行する。奥から麦芽の甘い香りと、穏やかなウッディネス。シナモンのような香りも。

味わい:

度数相当のしっかりとした口当たり。少しだがスピリティな要素がある。溌剌とした麦芽の甘みが現れ、ウッディネスもやや強くなる。バニラやキャラメルの甘さが持続し、徐々にドライさが現れて余韻に移行する。

余韻:

穏やかなドライさを伴いながら、シナモンロール、アップルパイのような甘い余韻で終わる。最後にややざらつきが残る。


2013年にリリースされたアランのオフィシャルシングルカスク。

この頃のアランはオフィシャルのシングルカスクを精力的にリリースしていて、これは創業2年目にあたる1996年蒸溜の原酒をバーボンカスクで17年間熟成させたものです。

総本数が176本だということと香味の強さから考えると、おそらくファーストフィルのバーボンバレルで熟成されたものだと思います。


抜栓してから4年以上経っていますが、抜栓当初は香味がまだ荒々しく、麦芽香、樽香、エステル香といったそれぞれの香味要素が互いに独立を宣言しているような、もう少し一体感が欲しい印象のボトルでした。

今ではそれぞれの香味がおずおずとではあるもののお互いに手を取り合い、バーボンカスクで熟成されたウイスキーのお手本とも言えるような味わいが一体感を持って実現されつつあります。


もともと他の要素に比べて樽感はやや強めのボトルだと思いますが、バニラ、キャラメル、焼き林檎といったバーボンカスク由来の要素は、むしろこのボトルの良い部分だと思います。全体の香味に奥行きと立体感を出しているのはこうした樽由来の香味のおかげだと思います。

まだ味わいと余韻に若干の荒さが残るものの、もともと麦芽由来の甘さはピークと呼ぶに相応しい丁度良さだったので、もう数年置いておくことでスピリティな荒さが取れ、更に一体感を増した美味しいボトルになってくれるのではと期待しています。


アランも創業から23年を迎え、オフィシャルのラインナップもだいぶ充実し、また安定してきていると思います。

アイランドモルトに分類されるアラン蒸溜所ですが、ハイランドを思わせる太めの麦芽香を基調としつつも、スペイサイドを思わせる華やかなエステル香も兼ね備えた優等生的な原酒を作ることの出来る優良蒸溜所だと思いますので、今後のリリースにも期待していきたいと思います。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中