イチローズモルト秩父 2010-2016 61.3% 信濃屋、ハイランダーイン

非常にはっきりとしたバーボンバレル感。

Ichiro’ s Malts CHICHIBU 2010-2016 61.3% Exclusively Bottled for SHINANOYA, Selected by HIGHLANDER INN Craigellachie, 210 Bottles.


評価:★ ★ ☆

CP:☆ ☆ ☆

価格:★ ☆


香り:

しっかりとした香り立ち。秩父香、アルコール揮発香。バーボンバレル感は強く、バニラ、僅かなセメダイン、メープルシロップ、熟する前の果実の青さ。

味わい:

度数相当の力強いアタック。ドライ。口腔内の水分を奪う。秩父味(ツンとした、短熟で粘性のある濃い麦芽の甘さと、乳酸発酵由来と思われるクリーミーでサワークリーム的な酸味)。熟成年数の短さを感じさせるザラザラとした麦芽の旨み。バーボンバレル感はここでも強い。ドライ、ウッディ、スパイシー、バニラ、セメダイン、メープルシロップ。

余韻:

ドライさは持続し、粘性のある濃い麦芽の甘さとミントの清涼感。乳酸発酵由来の酸。


2017年の秩父ウイスキー祭に合わせて信濃屋酒店がボトリングしたシングルモルトウイスキー秩父。

スコットランドにあるホテル兼ウイスキーバーとして有名なハイランダーインとのジョイントボトルです。


バーボンバレルで熟成された秩父のシングルカスクですが、まさしくその通りの味わいです。強い樽感は好みの分かれるポイントになるのではないかと思います。

ファーストフィルのバーボンバレルから得られるバニラ、溶剤、メープルシロップのような香味が非常に強く、そこに度数の高さも相まった揮発香、濃厚でクリーミーな若い麦芽香が合わさります。口当たりも度数相当にドライです。

加水を試したかったところですが、バーで飲んだためそこまでの余裕はありませんでした。ただ、ストレートよりも加水のほうが香味の馴染みは良くなりそうな印象がありました。


秩父はまだどうしても原酒の熟成年数が短くならざるを得ないため、今の段階では香味のバランスを楽しむというよりは香味の個性を楽しむシングルモルトだと思います。特にこのボトルのように度数の高い場合はその傾向は更に強くなるのではないかと思います。


ただ秩父には秩父香とでも表現したくなるような明確な個性があるため、先日の加水のキルホーマン2009が非常によくまとまっていたように、今後は秩父からも個性的でありながら香味バランスがうまく取れたボトルが出てくれるのではないかと期待しています。

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