The Macallan 12Y. Double Cask 40%

昔のマッカランのことは忘れよう。これはこれでアリだ。


評価:まあ、割とアリ( ★ ★ )

CP:まあ、割とアリ( ☆ ☆ )

価格:Standard

 

香り:割と華やか。アメリカンホワイトオークシェリー感が強いのか、ややサルファリーで、穏やかにレーズン、ナッツ。少し遅れてオレンジマーマレード、林檎のコンポート、香ばしく太めの麦芽香。麦芽香はやや若い印象がある。

味わい:口当たりは度数以上に重く、口に含んだ後のほうが優しい。口の中に絡みつくように広がる香ばしい麦芽感(モルティーなクリスピーさと甘さ)。

余韻:加水により少し慣らされたスパイシーさ。モルティーな甘さ。他の要素は味わいを引き継ぐ。

 

2017年3月7日にサントリーから正規に発売となったオフィシャルマッカランのニューボトル。表ラベルに記載されているダブルカスクとは、アメリカンホワイトオークのシェリーカスクとヨーロピアンオークのシェリーカスクのことで、どちらもスペインのヘレス地方のシェリー酒でシーズニングされたものであることが裏ラベルに記載されています。以前のファインオークはバーボンカスク熟成原酒とシェリーカスク熟成原酒のヴァッテッドでしたが、こちらは樽材こそ違え、完全なシェリーカスク熟成のマッカランであることになります。

往年のマッカランを知っている多くの方々からしてみると、おそらくこのマッカランも今までの現行マッカランと同様にそんなに評価されないだろうと思いますが、私としては最近のマッカランのオフィシャルスタンダードの中ではそこまで低い評価ではありません。使用されているカスク構成から予想される以上の味わいではありませんでしたが、割と普通の出来だった点は評価しています(本当のところは、大逆転のワンチャンあるか!?と僅かながら密かな期待は持っていましたけども)。普通ということはつまり別に悪くはないということであり、これはこれで、まあ割とアリということになります。

マッカランは既にブランドバリューの高さで商売をしている蒸溜所の印象が強く、現行のマッカランは60年代やそれ以前の真に「シングルモルトのロールスロイス」だと言われていた時代のものとは完全に別の味わいになっています。そのため、同じ蒸溜所だということはさっさと忘れ、もはや別物のウイスキーだと考えたほうがしっくりくるのは今に始まったことではありません。そうした現実を踏まえるならば、今回のボトルは結構蒸溜所の個性も出ていますし、意外とアリなウイスキーだと、私は個人的に思います。

アメリカンホワイトオーク由来のスパイシーさは割と目立ちます。

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