やはり個性的。アブノーマルだと思えるくらい。
評価:★
CP:☆ ☆
価格:Standard
香り:若さなのか原酒のフェインティさなのか。クリーミーな麦芽香。多肉植物をすりおろしたような独特の植物感。奥から微かにレモングラス。
味わい:ボディはかなり薄い。口に含むと荒い麦芽とやや唐辛子のようなピリピリとしたスパイス感。
余韻:ピリピリとしたアルコール感と仁丹のような余韻。
超個性派と言われるシングルモルト、インチマリン。2016年の年末にジャパンインポートシステム(JIS)向けに発売された2003年ヴィンテージのシングルカスクはトロピカルなフルーツ香があると話題になりましたが、そういえば他のボトルはほとんど飲んだことがありませんでした。
実はこのインチマリンはブラインド(ウイスキーの素性を隠した状態でテイスティングする)で提供されたのですが、恥ずかしながら最初はウイスキーかどうかすら良く分かりませんでした。それくらい個性的な味わいです。
正直なところを申し上げると私の好みの味わいではありませんでしたが、では楽しめなかったかと言われると決してそんなことはありません(だから★:普通に楽しめるという評価になっています)。
ですがややアブノーマルな楽しみ方だったかも知れません。たまにはこういうことがあってもいいかなという感じです。私はハマりませんでしたが、ハマる人はもしかしたらハマるのかも知れません。興味があるなら試しにやってみれば?という感じでオススメすることは出来ます。