グレンエルギン 2006 – 2016 9年 60.5% SMWS THE TASTING PANEL’S CHOICE 2016 JAPAN EDITION 85.36 “Boubon cask masterclass”

バーボンカスクマスタークラス!


評価:★ ★ ☆ Recomend!

CP☆ ☆ ☆ ☆

価格:


香り:しっかりとした香り立ち。樽由来のバニラと蜂蜜の甘さが最初にやってくる。砂糖を加えて煮詰めたフルーツ(林檎、洋梨)、麦芽の甘さ。

味わい:度数をしっかりと感じさせるかなり力強いアタック。バーボン樽由来の少し強めのウッディネス。麦芽の未熟さはあまり感じない。代わりに樽由来のバニラと蜂蜜が口の中に濃密に広がる。

余韻:バニラと蜂蜜、ザラメ糖の甘さが長く続く。少し強めのウッディネス、かなり弱いが内陸系のピートがほんのりと返ってくる。


会員制ボトラーズ、スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティから2016年に発売されたファーストフィルバーボンバレル熟成のグレンエルギン。TASTING PANEL’S CHOICE JAPAN EDITIONの第2弾ボトルです。

“Boubon cask masterclass”という名の通り、バーボンバレル由来のバニラや蜂蜜といった香味が非常に豊かで、そのせいか9年という熟成年数からは想像出来ないくらい麦芽の未熟さが目立ちません。グレンエルギンの穏やかな麦芽感と、それ以上に穏やかな内陸系のピート香が香味のバランスを取る上で良い仕事をしていると感じました。複雑さはありませんが、酒質の良さを感じられる優良ボトルだと思います。

度数が高いので加水したくなりますが、加水をすると隠れていた樽由来のエグミと麦芽の若さが目立ち始めます。この部分はちょっと難しいボトルです。

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