Hibiki 21Y. 43%

ジャパニーズブレンデッドの一つの完成形


評価:かなり美味しい。

特徴:難しくない。バランスタイプ。


香り:素晴らしく芳醇。静かに始まり、どんどん高まっていく。遠くから近付きたくなる。甘く複雑で多層的。古酒のエステル香。極めてフルーティーで、穏やかなウッディネス(木香)。白桃のピューレ、水気の多いレーズン、熟した洋梨、蜜を含んだ林檎、熟れた杏子、他にもきっと沢山あるが、すぐには紐解くことが出来ない。静かに漂ってくる伽羅香。時間を置くとサトウキビやブラウンシュガーのような甘さも。

口当たり:口当たりは優しいが、口の中では香りにあったフルーティネスが一瞬で炸裂して消えた後、ウッディネスが少し強くなり、レーズン、干し柿がゆっくりと広がる。ノージングの多層感を縮めて体感したような印象。

余韻:ウッディネスから少しの苦味へと変わるが、その苦味がピート由来なのか樽香由来なのかは判然としない。アクセントとしての優しいスパイス。そこからレーズン、洋梨、伽羅香がゆっくりと上ってきて苦味と混ざり合い、入れ替わる。次の瞬間にはブラウンシュガー。余韻においてすら、香りが様々に立ち現れる。
やや繊細で物静かな響17年よりも、積極的に語りかけてきて、更に要素が多いのが響21年です。響17年よりも更に多い要素がきっちりとしたバランスを構築しているため、バランスという点でも格が高いと考えるのが妥当だと思います。何時までも飲んでいたくなると感じられるのは、このバランス感覚があってこそで、個人的にはジャパニーズブレンデッドの一つの完成形と呼ぶに相応しいウイスキーだと思っています。

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