余韻にレーズンの甘さが非常に長く続く
評価:割と美味い。
香り:甘さが大人しい香り立ち。レーズン、奥からうっすらと塩気、淡い麦芽感はバターを乗せて焼いたトーストのような印象。僅かにミーティー(肉を焼いた時のような香り)。同じく僅かに煙草。
口当たり:度数由来の強いアタック。口の中の水分が奪われるよう。麦芽感が現れた後に、レーズンやブラックチェリーのような甘さが際立つ。
余韻:非常に長い。少しピリリとしたスパイスと塩気の後、口当たりから引き継いだレーズンやブラックチェリーの甘さが更に伸びて展開していく。途中でほんのりと麦感も乗ってきて、レーズンパンのような印象もある。
The Scotch Malt Whisky Society(SMWS)のスプリングバンク、リフィルのゴーダ樽で熟成された15年物です。
このウイスキーの熟成に使われているゴーダ樽というのは、シェリーを熟成させる樽の中でバッドよりも更に大きなもので、容量は約600Lです。樽種としては比較的珍しく、樽種記載をして発売しているのはもしかしたらSMWSだけかも知れません。
とにかく余韻のレーズン感、ブラックチェリー感とでもいうような甘さが非常に長く続くところが秀逸です。
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