ベンリアック 20年、43% オフィシャルボトル

淡い桃感が感じられ、コスパも高い良ボトル。ただしロット差ありとのこと。

BENRIACH 20Y. 43% OB


評価:★★★ Recommend!

CP:☆☆☆☆

価格:★


ボトル紹介
目次

旧ボトルだがまだ買える。コスパ良好なベンリアックのオフィシャル20年

ベンリアックの20年、オフィシャルボトルです。

ベンリアック蒸留所がブラウンフォーマンに移る前にリリースされた旧ボトルですが、市場にはまだ在庫が残っています。

今回、信濃屋さんで並行輸入品が安く売られていたので試しに購入してみました。手元には割引クーポン券も何枚かあったことも大きかったです(笑)


テイスティング

淡い桃感が好印象。

香味のバランスも取れていて、コスパも高く、良ボトルだと思います。

青林檎、蜂蜜、バニラといった香りに加えて桃感が感じられるところが好印象です。

また、飲み進めると心地良いウッディネスと麦芽感に加えて内陸ピートも出てくるあたり、香味そのものは熟成年数相当に複雑だと言えると思います。 ただしボディ自体はさほど厚くはありません。

言ってみれば「手軽に桃感!」というタイプで、似たタイプだとベンリアック 15年マディラウッドフィニッシュ 46%かなと思います。

ベンリアックに桃感を求めるなら、「アリ寄りのアリ」ではないでしょうか。

全体としてみれば、欠点らしい欠点のないフルーティーなベンリアックだと言えると思います。価格も踏まえると十分にRecommendできます。


ただ一点だけ注意を。 聞くところによるとこのベンリアック20年にはロット差があるそうで、シェリーカスクの比率が多いロットでは色も濃く、しっかりとサルファリーも出ているらしいです。

購入前に色は確認したほうが良いかも知れません。


テイスティングノート

香り:

しっかりとした香り立ちで開いている。フルーティーさと心地良いウッディネス。青林檎、穏やかな桃感、バニラ。弱いオレンジマーマレードとオレンジオイル。奥から穏やかな麦芽感、僅かなラムレーズン。微かにペパーミント、うっすらと内陸系ピートも。

味わい:

度数よりもややしっかりとした印象の口当たり。青林檎が強くなり、そこに麦芽の甘味、ウッディネスのバニラ、弱いオイリーさが加わり、穏やかな桃感も弱く継続。ボディは中程度。

余韻:

桃感は消え、麦芽感とオレンジオイル、穏やかなウッディネス、林檎、蜂蜜。穏やかな胡椒のスパイス感。じんわりと持続する。

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