樽毎に味わいは異なるが、このカスクは完成度が高い。乾燥バナナチップスの香味が後を引き、いくらでも飲めそう。
評価:★ ★ ★ Recommend!
CP:☆ ☆ ☆ ☆
価格:¥ ¥
香り:
しっかりとして甘い香り立ち。乾燥バナナチップス、奥からミルクキャラメル、穏やかで乾いたウッディネス、うっすらと蜂蜜と林檎。
味わい:
しっかりとした口当たり、開けたての紅茶葉、麦芽の甘み、バニラ
余韻:
ウェット、穏やかなウッディネス、バニラ、僅かな収斂
バルヴェニー12年シングルバレル。カスクナンバーは#9157です。
バルヴェニーは以前からオフィシャルボトルのラインナップに「シングルバレル」というシリーズがあり、15年熟成の原酒がそれを担っていました。これはその後継商品で、商品のコンセプトは変わらないものの熟成年数は12年に下がりました(だけど価格は据え置きなんだぜ)。
主に英国と米国向けの商品らしく、日本には並行輸入品が出回ることが多いです。ファーストフィルバーボンバレルのシングルカスクから加水調整し、一回のロットで概ね300本以下がボトリングされていて、度数は47.8%で統一されているようです。
バルヴェニーのシングルカスクはロット毎に樽が違うので当然味わいも異なりますが、このカスクはいわゆる『当たり』だと思います。バーボンバレルの樽感が雑味なく綺麗に出ているのもそうですが、様々な香味が合わさって乾燥バナナチップスのような甘さがあり、何杯でも飲めてしまいそうな後引く美味さです。
バーで見かけたら是非飲んでみてほしいボトルです。
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