圧巻のフルーティネス。時の試練を乗り越えられるか。
★ 4.0
OVERALL RATING

テイスティングノート
01 / NOSE
香り
しっかりとした香り立ちで甘く、フルーティーで華やか。白桃、林檎のコンポート、林檎ジャム、アプリコット。
02 / PALATE
味わい
度数を感じさせない優しい口当たり。熟成感が強く、麦芽の甘みは酒質に溶け込んでフルーツ感の複雑さを強めている。フルーツの缶詰、アマレットオイル、オレンジマーマレード、ボディは中程度。
03 / FINISH
余韻
濃密な甘さは余韻まで一貫していて、後半に爽やかな白胡椒のスパイス感。
ボトル情報
和紙ラベル採用、コマスピとThe Whisky Hoopのジョイントボトル第3弾
2000年蒸留のベンネヴィス、ホグスヘッド熟成の25年ものです。
コマスピさんとThe Whisky Hoopの和紙ラベル採用のジョイントボトルとしては、98ボウモア、91グレンキースに続く3本目にあたります。
かなり気合の入った詳しい情報がコマスピさんのサイトに載っていますので、ぜひ確認してみてください。(https://komaspi.com/%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%8d%e3%83%b4%e3%82%a3%e3%82%b9-2000-2026-25%e5%b9%b4-51-4%ef%bc%85-the-whisky-hoop-x-kmsp/)
一般販売は2026年9月12日で、コマスピさんのネットショップから購入可能です。
発売前から非常にフルーティーなボトルだと話題になっていますが、現在一部のバーで先行して飲むことができるため、一足先に飲んできました。
総評
前評判通り、香りから余韻までを貫く圧巻のフルーティーネスがこのボトル最大の見どころ。素晴らしいです。
ベンネヴィスの酒質の特性としてボディは比較的軽めで、多彩かつ華やかでキャッチーなフルーツ香が最初から非常に分かりやすいです。フルーツ香は時間経過で徐々に複雑さを増していくため、じっくりとテイスティングするのにも向いています。
ベンネヴィスは1996年蒸留が優れたヴィンテージとして有名、という文章はもはや書き飽きてしまうくらい書いていますが、とはいえ、細かい差異は抜きにすれば、1996以降の多くのヴィンテージにもフルーティーなボトルは存在することが近年はっきりとしてきました。熟成年数に応じて複雑さが増していくのはもちろんですが、酒質自体がフルーティーに寄ってきている点も、1996年以降の近年ベンネヴィスの個性といえると思います。
以前別の投稿でも述べましたが、ボディの厚みを伴わないこの種のフルーティーさは、時の試練に耐えうるかどうか微妙なところです。つまり経年変化でへたってしまいそうな印象があるということで、このボトルも見開栓のまま何年も抱えるより、すぐに抜栓して楽しむほうが向いているかも知れません。
いずれにせよ、このボトルのフルーティーさを嫌いな人はいないだろうと思います。
ぜひ一度飲んでみることをお勧めします。
