Laphroaig 1999-2017 17Y. 58.1% SMWS 29.190 “Divine dark temptation”

リフィルシェリーが上手く作用している。綺麗なシェリーラフロイグ。


評価:★ ★ ☆(抜栓直後の評価)

CP:☆ ☆(抜栓直後の評価)

価格:¥-¥¥

 

香り:決して弱くはないが、思いの外穏やかな香り立ち。穏やかなヨードとピート、奥から瑞々しく凝縮感のあるレーズンと煙草の香り。ややミントを感じる。気にならない程度にサルファリー。

味わい:しっかりとしてドライな口当たり。燻製のようなピートとナッツ、麦芽の甘さに続きレーズンの甘さ、少し遅れてココア。

余韻:ドライでミント、灰とヨードに続きココア、塩気も僅かに残る。


加水:ドライさが目立たなくなり、ココアとチョコレートの香味が強くなる。奥からココナッツの香りが出てくる(表ラベルにもそうした記載がある)。ミントは残る。

 

2017年2月発売のSMWSのラフロイグ。リフィルシェリーバット熟成の17年ものです。開けたてだからなのかドライさが目立ち、サルファリーさも僅かですが感じられます。しかしシェリー樽由来のレーズンとココアは他の香味を潰さない穏やかで綺麗なもので、その点がとても好印象でした。今のところドライさが先行してやや奥行きに欠ける印象がありますが、時間を置けば開くであろうと思わせる上質なラフロイグだと思います。試しに加水をしてみたところドライさが消え、香味に濃厚さと甘みが増して美味しくなりました(水を加えたのに濃厚になるというのもおかしな表現ですが、伝えたいのは香味が開いてそのように感じられるということです)。

今後の状態変化に期待し、時間を置いてあらためてテイスティングノートを書きたいと思います。

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