アードベッグデーのレポートも兼ねてます。
Ardbeg Grooves 46%
評価:★ ★ ☆
CP:☆ ☆
価格:★ ☆
香り:
穏やかな香り立ち。甘口で、赤ワイン様。チャーしたオークのウッディネス。バニラ、うっすらと林檎。
味わい:
度数相当。鋭い金属とヨードを思わせるピート。樽由来のしっかりとした収斂、香ばしく、焦げ感を伴うウッディネス。熟成感やフルーツの香味は少なく、意外にライトボディ。
余韻:
ヨードピートを引き継ぎ、わずかにオイリーな口残り。思いの外静かに終わる。
Let’s Groove Tonight!!
毎年アードベッグデー合わせて限定ボトルをリリースするアードベッグですが、今年の新作ボトルはその名もGrooves。
細かい作りは裏ラベルの写真を見ていただきたいのですが、ヒビ割れて溝(Groove)ができるくらい強くチャーしたワインカスク熟成の原酒と、バーボンカスクの原酒で構成されているそうです。
味わいとしてはしっかりと樽感の乗った、それでいながら思いの外ライトボディの変わり種アードベッグでした。
ワインカスク熟成のアードベッグ原酒はかなり珍しいと思います。香りにも味わいにもワインカスク由来の甘さは存分に出ていて、分かる人ならブラインドでもワインカスクだと分かるんじゃないかというくらいの存在感でした。
度数相当に飲みごたえもありますが、熟成感やフルーツ香は控えめで、こうした飲み心地の部分にバーボンカスクの影響が出て、それが樽感は乗っているのにボディがそこまで厚くないという印象に繋がるのかなと思いました。
今年は60年代のグルーヴ感に乗せて、テーマは”PEAT & LOVE”
さて、毎年5月末からの一週間、スコットランドのアイラ島ではアイラ・ウイスキー&ミュージックフェスティバル(いわゆるアイラフェス)が開催されます。
フェスの期間中には各蒸留所のオープンデーが設けられているのですが、アードベッグ蒸溜所のオープンデーに合わせて世界中で開催されるのが「アードベッグデー」です(今年は6月2日)。
今回の会場はサナギ新宿(リンクでお店のHPに飛びます)。
お店のコンセプトが「dOVE & PEACH(LOVE & PEACEと言うのが恥ずかしいという理由らしい)」なので、今回のアードベッグデーのコンセプトにちょうど良かったんだと思います。場所もJR新宿駅南口からすぐで、アクセスも良好。
今回も一般参加では入場に行列が出来るほどの大盛況でした。
何か入ると…店内はこのような様子。
ドリンクカウンターでは、アードベッグTEN、ウーガダール、コリーヴレッカン、アンオーと、アードベッグのスタンダードラインナップをチケット制で楽しめます(チケットは1枚800円で追加購入可能)。
お披露目の挨拶の後は、今回の目玉であったグルーヴスも。
からの
お前誰やねん。
ボブでした。
(モエヘネシーディアジオのブランドアンバサダーで業界の有名人です)
そんなこんなで、今年も大盛況でしたね。ドリンクカウンターも物販も長蛇の列でした。
来年も楽しみにしてます!