状態が良かった。私は現行のグレンマレイにも共通するサトウキビやザラメ糖の甘さを強く感じました。
評価:結構美味しい( ★ ★ ☆ )
CP:NR
価格:NR
香り:思いの外しっかりとした香り立ち。はっきりとした古酒感。サトウキビ、ザラメ糖、煮詰めたオレンジの皮、(ザラメ糖とオレンジの皮を煮詰めるとオレンジマーマレードになる)、奥から香ばしさのある麦芽香。注意深く探すと微かなピート香(一度飲んでみてからのほうが分かりやすい)。
味わい:優しい口当たり。少しアルコール感が強いが、その後から穀物の香ばしさと麦芽の甘みが口の中に広がる。内陸系の土っぽさのあるピート香がじわじわと現れてくる。
余韻:内陸系のスモーキーピートが持続し、胡椒のスパイス。僅かにミント。
モルト仲間から小瓶でいただいた60年代のハイランドクイーン15年。ボトリングから50年以上経過しているとは思えない、素晴らしく状態の良いものでした。私はオールドブレンデッドには詳しくないため参考になる情報がないか探してみたところ、くりりんのウイスキー置き場さんに同じウイスキーの記事がありました。送っていただいた写真から考えてどうやら交換先も同じ、というか共通の友人です(笑)
私にはこのウイスキーに関してはリンク先の記事以上のことは書けないため、許可の上でリンクを貼らせていただきました。驚嘆するほど充実した記事です。
この時期のハイランドクイーンはグレンマレイやグレンモーレンジがキーモルトということですが、特にサトウキビやザラメ糖のような強い甘みは現行のグレンマレイにも通ずるものを感じました。60年代に詰められた15年ものと現行のウイスキーとでは比較の対象としては不適切ですが、なかなか面白かったです。
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