3回蒸留。ローランドモルトの風味を手頃に楽しむ。
評価:割と美味しい( ★ ★ ☆ )
CP:高いと思う。( ☆ ☆ ☆ ☆ )
価格:妥当な価格。( Standard )
The Irishman 12Y. 43% bottled 2013, 6000 bottles
香り:穏やか。バニラ、優しい麦芽の香り、レモングラス。ほんのりと刈り取った芝生、林檎。僅かに洋梨、蜂蜜。
味わい:優しく、ややスパイシー。林檎と草の風味がやや強くなる。樽由来の穏やかなウッディネス。
余韻:クローブやペッパーのようなスパイシーさがやや長く残る。
1999年にアイルランドで立ち上げられたホット・アイリッシュマン社(創業者はバーナード・ウォルシュとローズマリー・ウォルシュ)から、2013年9月に初めて発売された「シングルモルト・アイリッシュ・ウイスキー」。
作りは本格派で、ファースト・フィルのバーボン樽のみで熟成後ノンチルフィルターでボトリング。毎年発売されているようですが、年毎の樽を厳選し、6000本を上限に限定ボトリングされているとのことです。発売後から数々の賞を受賞しており、サイトにはその旨が記載されています。
アイルランド伝統の3回蒸留で作られた味わいはまさにローランドモルトのそれで、軽やかなエステル香、ほんのりと漂う芝生を思わせる草の香り、ライトボディ。個人的な印象で最も近しいと思われるのは花と動物シリーズのローズバンクです。
6000円代でローズバンクっぽさが味わえるのだとしたら、お買い得だと言えると思います。
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