スペイサイド 1995-2016 20年 48.1% BBR ウィスクイー向け

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強く吸い込み過ぎないことが肝心。優しく香るトロピカルフルーツとオーク。

Speyside Single Malt 1973-2016 43Y. 51.4% SINANOYA “The Chess” KING black

評価:★ ★ ★

CP:☆ ☆ ☆

価格:¥ ¥

 

香り:穏やかな香り立ち。うっすらとマンゴー、パイナップル、優しいウッディネスと同じく優しいバナナ。バニラアイスクリームも。ただし強く吸い込み過ぎないことが肝心。

口当たり:サラリとしていて優しい。少しウッディネスが強くなり、遅れて蜂蜜の甘さ。グァバ。ほんのりとスパイス。

余韻:じんわりと長い。弱いスパイスを引き継ぎながら、フルーツの後に麦の甘苦さと樽の弱い収斂。
ウィスクイーからの2016年7月ニューリリースです。

スペイサイド蒸留所という名前が付いていますが、地域的にはハイランド地方に分類される蒸留所になります。1990年に創業した比較的新しい蒸留所で、日本にはあまりボトルが輸入されていないせいか知名度としては高くないようです。「Drumguish」という名前でインド向けに発売されたボトルを以前に飲んだことがありますが、少しクリーミーだったことくらいしか記憶にありません。

このボトルですが、時間を置くほどに優しい香り立ちの中からトロピカルなフルーツ香が出てきて、それを樽と麦の香味がこれまた優しく支える構成をしており、非常に好印象でした。口に含んだ後にややオーキーさが強い印象はあるものの、近年のボトリングとしてはスマッシュヒットだと思います。

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