2026年9月14日|ウイスキーニュース

  • URLをコピーしました!

2026-09-14

目次

今日の要点

  • トランプ米大統領がアイリッシュウイスキーの10%関税撤廃に言及。正式措置と発効日はまだ示されていない。
  • 米税関はカナダ産の特定バルク酒類について、9月15日から50%追加関税の対象を変更する申告指針を公表した。
  • ケンタッキーの熟成・瓶詰施設が4,500万ドルを7年固定で借り換え。蒸溜後の受託拠点を長期資金で支える。
  • 静岡蒸溜所は熟成済み原酒を比較して一樽を選ぶ企画を発表。ボトルや見学体験のふるさと納税返礼品追加も案内した。

本日の一面

1

トランプ米大統領、アイリッシュウイスキーの関税撤廃に言及 実施時期は未定

現行税率は10%。最大の輸出市場での自由化に言及したが、発効日は示されていない。

トランプ米大統領は9月13日、アイルランドで開かれたアイリッシュ・オープンの表彰式で、アイリッシュウイスキーへの関税を撤廃する意向を示した。AP通信とRTÉが現地で報じた。現行税率は10%で、両報道には発効日の記載はない。RTÉによると、アイリッシュウイスキー協会は、最大の輸出市場である米国での完全な自由化に向け、関係者との協議を続けるとしている。

重要な理由: アイリッシュウイスキー最大の輸出市場への関税を巡る大統領の方針表明で、輸出条件の変更につながる可能性がある。

次の観測点: ホワイトハウスやCBPが示す正式措置、発効日、対象品目と税率が次の確認点となる。

情報源を見る

注目ニュース

2

静岡蒸溜所、熟成済み原酒から一樽を選ぶ10周年カスク企画を発表

熟成済み原酒のサンプルを比較し、瓶詰め度数とラベル表記を選択。価格と最低保証本数は今後公表する。

ガイアフロー静岡蒸溜所は9月13日、10周年記念企画「プライベートカスク・アーカイヴ」を発表した。6〜9年熟成を中心とする原酒から、購入者が入金後に届くサンプルを比較して一樽を選ぶ。700ml瓶で納品し、瓶詰め度数はカスクストレングスまたは48%以上の指定度数に対応する。価格と最低保証本数は今後公表する。納期は仕様とラベルの確定後2か月以内で、国内一括発送または工場渡しとなる。【訂正・2026年9月14日】「重要な理由」欄の「購入前に味の違いを確かめられる」は誤りでした。サンプルの提供は入金後です。

重要な理由: 購入者は入金後に候補樽のサンプルを比べ、追加熟成を待たず瓶詰めできる原酒を選べる。

次の観測点: 予定ラインナップの販売仕様、価格、最低保証本数と、オンライン受付開始の案内を確認する。

発表

情報源を見る

3

米税関、カナダ産の特定バルク酒類の追加関税除外を案内 9月15日適用

対象は4リットル超容器入りの特定コード。カナダ産ウイスキー全体の免税ではない。

米税関・国境警備局(CBP)は9月11日、カナダ産品に対する追加関税の対象変更に伴う申告指針を公表した。9月15日午前0時1分(米東部時間)以降の輸入申告等から適用する。大統領布告の付表では、4リットル超の容器入りの「その他のウイスキー」(HTS2208.30.6085)と同容量のリキュール類が、1930年関税法338条による50%追加関税の対象から外れる。全ウイスキーや他の税負担を一括で免除する措置ではない。

重要な理由: カナダ産原酒を米国で扱う事業者の申告条件が変わる。関税対象の細分化と輸入禁止を分けて追う必要がある。

次の観測点: 9月15日の適用開始とCBPの追加指針を確認する。9月29日の別の輸入禁止についても対象コードと例外を照合する。

情報源を見る

4

米ケンタッキーの熟成・瓶詰施設、4,500万ドルを借り換え 7年固定融資に

ノースマークがメットライフ系融資を仲介。蒸溜後の受託拠点が建設資金を長期資金に置き換える。

米ケンタッキー州シェルビービルの熟成・瓶詰施設「ザ・ブレンディング・ハウス」が、4,500万ドルの長期融資を調達した。融資仲介のノースマークによると、メットライフ・アグリカルチュラル・ファイナンスによる7年固定金利の融資で、従来の建設融資を借り換える。同施設は7棟の熟成倉庫とブレンド・瓶詰設備を備え、貯蔵能力は14万3,000樽超。自ら蒸溜せず、外部ブランドの蒸溜後の工程を受託する。

重要な理由: 蒸溜後の保管・瓶詰を担う受託施設が、建設資金から7年固定の長期資金へ移ったことを示す。

次の観測点: 施設が公表する稼働・受託状況と、熟成倉庫の利用状況が今後の確認点となる。

情報源を見る

5

Big Easy Whiskey、テネシー州へ販路拡大 2社の卸と連携

ナッシュビルなど3都市への展開を計画。飲食業界出身の担当者を迎え、営業体制も整える。

ニューオーリンズのBig Easy Whiskeyは、2026年第4四半期にテネシー州で販売を始める計画を明らかにした。ナッシュビルではDET Beverage、ノックスビルとチャタヌーガではAthens Distributing Companyと組む。これに合わせ、飲食業界で15年以上の経験を持つカルロス・キニョネス氏をブランドアンバサダー兼マーケットマネジャーに任命した。現在のルイジアナ州を中心とする販路から、州外での取り扱いを広げる。

重要な理由: 卸2社と担当3都市を明示し、ルイジアナ州を中心に展開する地域ブランドの州外販売計画を具体化した。

次の観測点: 第4四半期のテネシー州での販売開始、取扱店舗、両卸の取り扱い案内を確認する。

情報源を見る

6

静岡蒸溜所のウイスキーと見学体験、静岡市のふるさと納税返礼品に追加

ボトルのほか、樽、見学ツアー、飲み比べ定期便も対象。寄附額と受付条件は各掲載先で案内する。

ガイアフローは9月11日、静岡蒸溜所のウイスキーと体験企画が静岡市のふるさと納税返礼品に加わったと発表した。対象は定番ボトル、プライベートカスク、蒸溜所見学ツアー、シングルモルト飲み比べセットの定期便など。公式サイトから各ふるさと納税サイトへ案内しており、寄附額や受付状況は各掲載ページで確認する仕組みとなる。

重要な理由: ボトルの取得だけでなく、蒸溜所見学や定期便にも寄附の使い道が広がり、地域と造り手に触れる選択肢が増える。

次の観測点: 希望する返礼品の寄附額、受付状況、見学の利用条件を、公式から案内する各掲載先で確認する。

情報源を見る

7

Master of Malt、「CaskCade」を発売 ゲームと連動した販売企画

スコッチ3種類を投入。購入者向けのゲーム連動企画は英国限定で9月27日まで。

英国のMaster of Maltは9月12日、新シリーズ「CaskCade Collection」のスコッチ3種類を発売した。クライヌリッシュ12年、グレンギリー17年、スモーキー・ブレンデッドスコッチ18年で、レトロゲームを題材にしたラベルを採用する。対象商品の購入者には、ゲーム機の抽選とオンラインゲームの成績を競う企画を用意した。応募は9月27日までで、英国在住の18歳以上に限られる。

重要な理由: 新シリーズの発売に、ラベルのテーマとオンラインゲームを結び付ける販売企画を組み合わせた。

次の観測点: 9月27日の企画終了と、公式ブログで公表予定の結果を確認する。

発売

情報源を見る

8

ロッテ免税店銀座、白州25年抽選の外箱仕様を変更 対象の第3週は14日開始

変更対象は第3〜5週の外箱で、中身は従来どおり。応募には羽田・成田からの出国予定と店頭での手続きが必要だ。

ロッテ免税店東京銀座店は、白州25年の購入権を抽選する9月企画について、第3〜5週の販売商品の外箱仕様を変更すると9月10日に告知した。商品本体の内容は変わらない。第3週の応募期間は9月14〜20日。60日以内に羽田・成田から出国する20歳以上の人を対象に、店頭で受け付ける。各週1人に35万円での購入権を提供し、商品そのものを無料で贈る企画ではない。

重要な理由: 変更後の購入対象と出国条件を、応募前に確認できる。外箱だけの変更であり、白州25年の中身の刷新や一般販売ではない。

次の観測点: 第3週は9月20日まで受け付け、9月21日13時に抽選結果を公表する。最新の応募・購入条件は販売店の案内で確認する。

抽選

情報源を見る

9

独アイリッシュ・ウイスキー週末企画、蒸溜所別からテーマ別へ刷新

新興蒸溜所やスモーキーな原酒を横断比較。11月28、29日にオンライン開催する。

ドイツのIrish-Whiskeys.deは、第7回「Irish Whiskey Wochenende」を11月28、29日にオンラインで開くと発表した。従来の蒸溜所ごとの紹介から、共通テーマで複数の銘柄を比べる構成へ変更する。新興蒸溜所、限定品、スモーキーなアイリッシュなどを扱う予定で、各回の試飲セットやプログラムは今後数週間で公表する。

重要な理由: アイリッシュの産地・銘柄拡大を、蒸溜所横断のテーマで伝える試飲企画へ転換する事例となる。

次の観測点: 主催者が今後数週間で公表する各回のテーマ、試飲セット内容、価格を確認する。

情報源を見る

10

ジャックダニエル、タコス専門店と限定企画 9月19日から都内2店で提供

音楽イベント「Jack & Music」と連動し、ジャックダニエルを使う4種類のドリンクを用意する。

ブラウンフォーマンジャパンは、ジャックダニエルとタコス専門店「TACOS 3Hermanos」のコラボレーションを発表した。9月19日〜10月2日、原宿店と恵比寿店で4種類のオリジナルドリンクを提供する。9月26日に渋谷で開く音楽イベント「Jack & Music」でも、同じドリンクとタコスを販売する。

重要な理由: 音楽イベントに加え飲食店でウイスキーの飲み方を提案する販促事例となる。提供地域と期間は限定される。

次の観測点: 9月19日の原宿・恵比寿2店舗での提供開始と、9月26日のイベント提供を確認する。

情報源を見る

新製品・発売情報

11

Whisky.de、グレンアラヒー13年の2026/27年クラブ限定品を発表

PXとオロロソの原酒を75対25で構成。購入に12か月間の会員特典が付く。

ドイツの酒販店Whisky.deは、2026/27年のクラブ限定品にグレンアラヒー13年を選んだ。PXシェリー・パンチョン熟成原酒75%とオロロソ・シェリー・ホグスヘッド熟成原酒25%を合わせ、46.5%で瓶詰め。価格は60ユーロで、購入者には12か月間の会員資格が付き、対象商品の5%割引などを利用できる。継続契約の義務はないとしている。

重要な理由: 小売店が単独商品と期間限定の会員特典を組み合わせる、クラブ限定商品の事例となる。

発売

情報源を見る

Drinkers Lounge Daily Whisky News
  • URLをコピーしました!
目次