2026-10-05
今日の要点
- Delhiも英印FTA後のScotch価格を銘柄別審査。10月10日以降、一部で5〜15%安の可能性がある。
- 約25ドルのOld Bardstown Bottled-in-BondがIWSC 2026 Bourbon Trophyを獲得。
- シーバスリーガル16年の公式PR現行表示はメーカー出荷10月19日。前回確認の10月5日から変化。
- Lost LanternはGeorge Dickelだけで7スタイルを見せる初の単一大手蒸溜所コレクションを発表。
- Compass Boxの全原酒「ちょうど10年」限定作が本日から日本で順次展開。
本日の一面
1
英印FTA、DelhiもScotch値下げを銘柄別審査 10月10日以降5〜15%安の可能性
DelhiでもScotch値下げを銘柄別審査。一律値下げは未決定で、州税と原産地規則が焦点。
Delhi Exciseは英印CETAの関税引下げを小売価格へどう反映するか銘柄別に審査している。10月10日以降、一部の英国産プレミアムScotchが5〜15%安くなる可能性があるが、全銘柄一律の値下げは決まっておらず、別途検討中の物品税引上げも未決定。
重要な理由: 州ごとの酒税と原産地規則が、同じFTAでも値下げ幅と対象銘柄を変えることが具体化した。
次の観測点: 10月10日以降のDelhi承認価格、対象銘柄、物品税改定の有無を確認する。
注目ニュース
2
Old Bardstown Bottled-in-Bond、IWSC 2026 Bourbon Trophy 約25ドルの4年物が頂点に
約25ドルの4年Bottled-in-BondがIWSC最高賞。高額限定品偏重とは逆の受賞が話題。
Willett DistilleryのOld Bardstown Bottled-in-Bond 4年がIWSC 2026 Bourbon Trophyに選ばれた。50%ABVで、先の審査では98点・Gold Outstanding。Food & Wineによると希望価格は約25ドルで、公式販売はKentucky中心という手頃な定番系ボトルが高額限定品を抑えた。
重要な理由: 希少・高額とは逆方向の手頃な4年BIBが最高賞となり、価格と品質の関係を再考させる。
次の観測点: 受賞後の州外流通拡大、実売価格、Willettの供給方針を追う。
3
シーバスリーガル16年、公式PRのメーカー出荷日が10月19日表示に 10月5日ではない
公式PRの現行表示はメーカー出荷10月19日。変更日時不明のため『延期』とは断定しない。
ペルノ・リカール・ジャパンの公式PRを10月5日朝に再確認したところ、「シーバスリーガル 16年 シャルル・ルクレール リミテッドエディション」のメーカー出荷開始日は10月19日と表示されている。9月20日の前回掲載時に確認した10月5日から変わっており、変更日時はページ上で確認できないため「延期」とは断定しない。
重要な理由: 既報の出荷日が公式ページ上で変わっており、発売情報の訂正・更新検知という実用価値が高い。
次の観測点: 10月19日の実出荷、販売店の取扱開始日、メーカーからの変更理由説明の有無を確認する。
発表
4
Lost Lantern、George Dickelだけで秋コレクション 未公開級の7スタイルを可視化
George Dickelだけで7スタイルを切り取るLost Lantern初の単一大手蒸溜所コレクション。
米独立ボトラーLost LanternはGeorge Dickel/Cascade Hollowだけに焦点を当てたFall 2026 Collectionを発表した。大手歴史蒸溜所1社だけのコレクションは同社初で、18年Tennessee whiskey、wheat、light whiskey、非チャコール濾過bourbon、Tennessee蒸留ryeなど7スタイルを展開。10月21日発売予定。
重要な理由: 独立ボトラーが小規模蒸溜所の発掘だけでなく、大手の隠れた原酒多様性を可視化する役割へ広がった。
次の観測点: 10月21日の販売、7スタイルの割当、George Dickel本体の商品戦略への波及を追う。
発表
5
Compass Box「This is a 10-Year-Old Whisky」、本日日本展開開始
全原酒を「ちょうど10年」に揃えた透明性10周年作が、本日から日本で順次展開。
Compass Boxの透明性向上キャンペーン10周年作「This is a 10-Year-Old Whisky」が本日10月5日から日本で順次展開される。構成原酒はClynelish 66.5%、peated Ardnamurchan 20.2%、unpeated Ardnamurchan 13.3%で、すべてfirst-fill bourbon樽でちょうど10年熟成。50.5%、世界3,610本、税込12,320円。
重要な理由: 透明性を巡る10年の主張を、全構成原酒を同年数に揃えた液体そのもので消費者へ提示した。
次の観測点: 国内入荷本数、実売状況、透明性キャンペーンへの業界反応を確認する。
発売
6
Adie Broswon、Kingpin WhiskyをDelhi・Punjab・Chandigarhへ投入 750mlは500ルピーから
Delhiでは750mlが500ルピー。7容量で展開し、インドの大衆価格帯を狙う新ブランド。
インドのAdie Broswon GroupはKingpin WhiskyをDelhi、Punjab、Chandigarhで発売した。モルトとインド産グレーンスピリッツをブレンドし、60mlから1Lまで7容量を用意。750mlはDelhi 500ルピー、Chandigarh 530ルピー、Punjab 750ルピーで、成長するIMFL市場の手頃な価格帯を狙う。
重要な理由: プレミアム化一辺倒ではなく、500ルピー級と7容量で大衆市場を取りに行く供給設計が具体的に見える。
次の観測点: 他州への展開、実売価格、小容量商品の構成比と再注文を追う。
発売
7
KOVAL、日本限定720本のBottled-in-Bondライ 独立250周年を100%ライで表現
100%ライ×Bottled-in-Bondで米独立250周年を表現。日本限定720本のKOVAL。
都光はKOVAL Distilleryの日本限定「コーヴァル ライ アメリカ250」を720本限定で案内した。100%ライ麦原料の原酒をBottled-in-Bond規格に沿って50%で瓶詰め。750ml、税別10,000円。商品自体は9月17日発売で、9月30日に輸入元が正式発表した。
重要な理由: アメリカンウイスキーの原点をライに置き、法定品質規格と日本限定性を一つの商品物語にした。
次の観測点: 720本の流通先と実売状況、250周年関連の他社ライ商品を比較する。
発売
8
Clydeside Distillery、年次Silent Seasonは本日最終日 生産休止中もツアー継続
9月12日から続いたSilent Seasonは本日最終日。生産停止中も蒸溜所ツアーは通常運営。
GlasgowのClydeside Distilleryは9月12日から10月5日まで年次Silent Seasonに入り、この期間は生産を停止している。一方、見学ツアーは通常通りで蒸溜所へのフルアクセスを維持。本日10月5日が公式日程上の最終日となる。
重要な理由: 定期保守で生産を止める期間にもツアーを継続し、製造設備と観光収益を別レイヤーで運用している。
次の観測点: Silent Season終了後の生産状況と、他蒸溜所の年次保守期間・見学対応を比較する。
9
Maker’s Mark Cellar Aged 2026、英国店頭へ 14年原酒比率はシリーズ最高の18%
11・12・14年を組み、14年比率は過去最大18%。Cellar Aged 2026が英国店頭へ。
Maker’s Mark Cellar Aged 2026が英国で£145前後で販売段階に入った。49%が11年、33%が12年、18%が14年で、14年原酒の比率はシリーズ最大。約7年を通常のrickhouse、その後4〜6年を石灰岩セラーで熟成し、56.05%で瓶詰めされる。
重要な理由: 14年原酒を過去最大比率で使う限定品が英国へ到達し、長熟バーボンの国際配分が具体化した。
次の観測点: 日本を含む後続市場の発売日・価格・割当量を確認する。
発売
10
Octomore 17.4、米国オンラインで販売段階へ Oloroso×French virgin oak
従来は蒸溜所限定色の強かったOctomore .4が米国初投入。オンライン限定で少量展開。
10月1日の米国投入を経て、Bruichladdich US公式ストアでOctomore 17.4を含むUltimate Setの販売表示を確認した。17.4は108.2PPM、7年、57.2%で、first-fill Oloroso熟成後にFrench virgin oakで仕上げる。従来は蒸溜所限定色の強かった.4が米国DTCへ広がった。
重要な理由: 実験色の強い.4が初めて米国へ入り、限定市場の境界とDTC販売の使い方が変化した。
次の観測点: 米国割当量、完売速度、次年度.4の市場拡大が継続するかを追う。
発売