10月29日12:35〜、安積蒸溜所第二熟成庫から生配信されました。

安積蒸溜所の見学へ

秋空も晴れ渡ってますね。
第二熟成庫から生配信の準備です

昨年11月に安積蒸溜所の見学に伺ったのですが、そのときの記録になります。

残念ながら編集している時間がなく、記事内容はほとんど雑記のようなものになっています。今となっては内容が分からないものもあるのですが、せっかく残したものを埋もれさせるよりは公開したほうがいいなと考えて未編集ですがこのまま出すことにしました。ご了承ください。


見学中の雑記

笹の川酒造、ウイスキー事業参入の経緯

日本は酒税法の改正により級種が撤廃され、2級などの国産ウイスキーと海外から輸入されたスコッチウイスキーとの価格差が縮小、国産ウイスキーは売れず、海外産もプレミアム感が失われ、日本ではウイスキー冬の時代に。

サントリーによるハイボールブーム、マッサンブームでウイスキー需要回復。現在まで続く。2010年代から蒸溜所建設ラッシュ

英語喋れないから打ち合わせは日本語にしたいという理由もあってポットスチルは三宅製。お互いのお得意様ルートも重なるなどで話はトントン拍子に進んだ。

肥土伊知郎氏から、サイズが違うと作り方を教えられないとのことで安積のサイズが決まる

スチルとマッシュタンは三宅製。配管は自前。プラント(既に組み上がっているウイスキー製造設備。フォーサイスなど)にすると自前でコントロールできない

ものづくり補助金で実験。日本酒酵母は麦芽糖を食べず、実験は失敗した。なんとか吟醸香のようなものが出たものもあり、売ってみたいが補助金で作ったものは売れないそう

肥土伊知郎氏は東亜酒造。明治酒類の会長は肥土伊知郎の父親の後輩。そこから笹の川に電話がきて、肥土伊知郎氏の東亜酒造の樽を。「必ずウイスキーの時代はくる」と肥土伊知郎氏。確固たる信念。一緒にやろうと何度も言われた。400樽とタンクローリーで物凄い量の原酒を預かる。人の在庫を預かる(買い取る)ことで社員を説得するのが大変だった。酒造免許を貸すような形で、製造:笹の川酒造、協賛:ベンチャーウイスキーでカードシリーズ発売。

ウイスキーは我慢だよby肥土伊知郎

安積。寒暖差は激しく熟成は早いと思われたが、ファーストの出来には納得していない。30年くらいはできればやりたいと思ってる。まだまだ我慢は続くかなと

温度帯、安積の水は大切だと思っている。


蒸溜所見学へ

蒸溜所見学

麦芽貯蔵庫。外に出すとネズミに食べられてしまう。
中へ。
モルトミル。麦芽はここに持ってくる。

一袋25kgを手作業でここから投入

ハスク、グリッツ、フラワー。異なるメッシュで分ける。集塵機を新しく取り付けた。
マッシュタン。どらふは酪農農家の牛の餌に。
ドラフ
ちょっと熱い
以前は手前のステンレスタンクを使っていたが、現在は奥にある木製タンクへ。乳酸発酵や保温などで有利とのこと。

最初は水が漏れて大変だった。夏の間は水を交換しながら乾かさないようにして使えるようにした。2019年から木製を使っており味は変わったと。

発酵時間48h,

200L

山桜シリーズはフランスなどで需要高く、瓶詰め追いつかなくなり、

半分は輸出。フランスと。ポルトガル経由でEUと

ロシアにも行っていたが今はない

日本酒と違うのは、日本酒は一回乳酸発酵させて雑菌を防ぐ。ウイスキーはその工程がないので雑菌に負けないように酵母は大量に使う。ドライイースト使用

酵母を変えると香りはかわる。たまに違うの使ったりもやってる

コロナで船便が遅れ、麦芽が国内に入ってこず、ビール用麦芽を使ったことがある。アルコールの出が悪かったと。

日本木造木管。日本の会社。ダグラスファー500年もの


泡消しも特注。日本酒用を使っていたが発酵が盛大で間に合わず特注に。こうした細かい日本酒との作りの違いが面白い。

3人で回してる。マッシングしていた女性は麦芽投入などもしているとのこと。

蒸留設備が入っている蔵は昭和32年に郡山市内から蔵ごと移築。木材自体はどれくらい古いかもうわからない。