2019年の振り返り!!今年も独断と偏見でいくからねー!!

行く年来る年、今年も2019年をとりあえず振り返ってみるか!!

2019年も色々ありました。というか本当に色々ありました。

昨年に引き続き、今年も超絶個人的な視点で、飲んだボトルや巻き起こった出来事を振り返ってみたいと思います。


目次

2019年のボトル四選

みんなが期待しているあのボトルからこのボトルまで、個人的に振り返らざるを得ないボトル達を振り返ります。


選ばざるを得なかったマサムのブナハーブン。喝。

https://drinkers-lounge.com/2019/09/05/bunnahabhain-1978-2019-40y-51-6-masam/

もうこれについては「許せぬ」。そして「喝」です。

ただ、今現在国内の各社で活躍し、樽やサンプルの選定に携わっている担当の皆様方が如何に頑張っているかということを反面教師的に教えてくれたボトルではありました。

1978年蒸留、シェリーバットで40年熟成、度数50%以上と、スペックだけは最高なんだけどなー…

信濃屋のエンジェルズシェアのブナハーブンみたいなの期待してたんですよ、ええ期待しました。

これがTWHクライヌリッシュ3本分だと考えると、本当にウイスキーって飲んでみるまで何も分からないですよね…!


これが売れないことに驚きを隠せない、モルトヤマ向けオスロスク

オスロスク 2005 – 20191357.6% GM コニッサーズチョイス モルトヤマ向け

一転して、こちらは非常に良かったボトルです。

自宅でもゆっくりと1本楽しんでいますが、このボトルが今も売り切れずに残っているのは正直驚きなくらい、非常に高コスパの1本でした。

コスパという視点から考えれば、年内でこれと同等のボトルは、味わいの系統は違いますが「キルホーマン100%アイラ9th」くらいではないかと思います。あっちのほうが価格が安いぶん高コスパになるかな?


問い合わせ殺到!!TWHクライヌリッシュ

クライヌリッシュ 1995 – 201923 56.9% シグナトリー for The Whisky Hoop

自分用含め、とにかく今年一番購入したボトルがこれでした。

フェスでも沢山の方々に飲んでいただきました。

価格ベースで考えても近年ボトルの傑作に数えられると思います。


滑り込みでやってきた超絶コスパ野郎!キルホーマン100%アイラ9thリリース!!!

キルホーマン 2009 – 20199 50% “100% ISLAY” 9th エディション

「これ美味いよ」と勧めてくれたのは「くりりんのウイスキー置き場」で日本のウイスキーブログの先端を走るブロガーのくりりん氏でしたが、オフィシャルボトルとしてもアイラモルトとしてもキルホーマンは今後も目が離せない蒸留所だと思います。


今年印象に残った出来事など

今年はウイスキー界隈的にも個人的にも、結構色々あった年だったと思います。後から振り返っても、ターニングポイントになったのかも知れません。


初の持ち寄り会をやりました。今後もやります。

2019年に名古屋、北千住、池袋と、自分主催で3回の持ち寄り会を行いました。

持ち寄り会としての「ドリンカーズラウンジ」の究極的な目的は以前記事にした「ボトルシェア」の実現です。

そこを目指す上で、

  • 飲み手同士、飲み手とバーとの親密なコミュニティの形成が不可欠だと考えたこと
  • Facebookのみならずここ数年で本格的に活発になってきたTwitter主体の新しいウイスキー愛好家や飲み手同士の繋がりを更に加速させたいと思ったこと
  • など、ただの持ち寄り会にとどまらず自分の中で様々な意味を持つものになっています。
  • 今後もこの活動は続けていこうと思っていて、開催の度に更に良いものにしていきたいと思ってもいるので、応援よろしくお願いします。2020年の開催についてもありがたいことにいくつかお話をいただいていますのでご期待ください。


    新しい飲み手、若い飲み手が増えた。

    ブームとしての加熱の時期は一段落したように見えますが、一部の愛好家向けだったウイスキーという嗜好品の裾野が広がった結果、新しくウイスキーに興味を持ち始めた方々が今まで以上に増えた一年だったと思います。たぶんこれが昨年で最も素晴らしいことではないかと自分自身は考えています。

    ただ、情報の発信源もそれに比例する形で増え、ブログを通じてウイスキーの情報を発信している身としては、その内容や有用性、正確性、エンターテインメント性など、今まで以上に気を配らなければならないなと感じた一年でもありました。


    2000年代蒸留の原酒が最初の飲み頃を迎えつつある印象。

    2020年を控えて、2000年代蒸留の原酒が最初の飲み頃を迎えた印象が強まった一年でした。

    リリースされるシングルモルトの中心的なヴィンテージが1990年代蒸留から2000年代蒸留に移行し始めて既に5年以上経っている印象がありますが、ウイスキーの未来は明るいと言えるのではないかと思います。

    特にシェリーカスクのニューリリースにサルファリーの強いものが減ってきている印象があり、飲み手としては歓迎すべき傾向だと思っています。ウイスキー熟成用に提供されるシーズニングシェリーカスクの質の向上が伺えるもので、産業としても一段階成熟したということなのかも知れません。

    対して、一時期話題となった熟成樽がソレラシェリーかシーズニングシェリーかというような話はニューリリースでは聞かれなくなったように、以前は楽しめた味わいの中から失われた味わいになっていくものも今後増えていくだろうと思います。

    竹鶴も17年と21年が終売らしいですからね…。


    国内蒸留所の建設ラッシュ継続。3年を迎える蒸溜所も。

    私を含む今の日本の飲み手は、国内ウイスキー蒸溜所を取り巻く状況のこれまでにないくらい目まぐるしい変化を肌で感じることのできる、非常に幸運な世代だと言えるでしょう。

    日本各地で新興蒸溜所の建設ラッシュが相次いでいる他、2019年には安積蒸溜所、津貫蒸溜所、三郎丸蒸溜所、厚岸蒸溜所、静岡蒸溜所が創業から3年を迎えました。既に安積蒸溜所からは2019年にファーストリリースが発売されましたが、他の蒸溜所からも2020年、2021年にはファーストリリースが発売されるのではないかと思われます。

    こうした機会はそうあるものではなく、樽が買えるものであれば買いたいなとずっと思っています。お金はありませんが。


    そんなわけで、2019年の振り返りでした。

    2020年もよろしくお願いします!

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