ロングロウ 2001 – 2017 15年 56.2% ケイデンヘッド ウェアハウス・テイスティング

美味しいし、面白い。

LONGROW 15Y. 56.2% W.Cadenhead Warehouse Tasting (Chardonnay cask finish) dist. 19/10/2001 – bot. 14/11/2017


評価:★ ★ ★ ☆ Recommend!

CP:NR

価格:NR


香り:

しっかりとした香り立ち、甘く、シャルドネの個性がしっかりと出ていると思う。フレッシュな葡萄ジュース、白ワイン様、マスカット。奥から林檎、ジューシーな麦芽の甘み、それらを下から支えるしっかりとしたブリニーさとピート。

味わい:

度数相当のしっかりとした口当たり。僅かな収斂とフレッシュな葡萄の甘み、ややオイリーで、遅れてどっしりとした麦芽の甘さが現れる。

余韻:

味わいを引き継ぎ、じわじわとドライさと胡椒や唐辛子のようなスパイシーさが現れる。


スコットランドのキャンベルタウン地域を代表するスプリングバンク蒸留所と、老舗ボトラーのケイデンヘッドは同一資本です。

そんなケイデンヘッドの蒸留所限定ボトル(ケイデンヘッドショップ限定ボトル)のロングロウ15年。2001年蒸留で、2008年から白ワインの樽(シャルドネ)に移し替えて追加熟成された変わり種です。


で、美味しいんですよ、これ。

シャルドネの樽には都合8年から9年入っていただけに甘やかで上品な白ワインの香味がしっかりと備わっていて、そこへロングロウのピートと麦芽の甘みが折り重なります。意外でしたが非常に相性の良い組み合わせだと感じました。

お酒としての完成度が高いと思います。


実験的な作品なのかも知れませんが、美味しく、また面白い一本でした。


このボトルも新宿のBar Carusoさんでいただきました。

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