1946 Bodegas Toro Albara Don PX Convento Seleccion

感動的。



評価:感動的。


香り:甘く複雑な香りが部屋中に溢れる。驚くほど力強く複雑。黒イチジク、黒スグリ、干し葡萄、出汁や汗の香り、カカオ、チョコレート、一体どれだけの香りが出てくるのか…。

味わい:滑らかな口当たり。口の中に香り以上の旨味に満ちた複雑な甘さが広がる。幸福感を感じる。

余韻:長い。舌の上にいつまでもレーズンやイチジクの香りが残る。グラスの残り香はいつまでも嗅いでいたくなる。素晴らしい陶酔感。


初めてのモルト以外の投稿はワイン。ペドロヒメネスを使ったスペインのモンティージャワインです。いわゆる「シェリー酒」に似ていますが、実はこのボトルは産地呼称的な問題でシェリーと名乗ることは出来ないこと、糖度が高いため保存を目的とした酒精強化がされていないという違いがあります(されているものもあるそうです。)。少し前に友人に招待していただく形で五反田のシェリーミュージアムでシェリーの勉強会および食事会に参加させていただきまました。館長の中瀬さんに状態の確認とシェリーの保存方法をお伺いしようと自宅から持って行ったものがこのボトルで、ボトルを見せた途端「これはシェリーではないんです。」と、自己紹介の掴みとしてはなかなかに良かったのではないかと思っています。シェリーの産地呼称についてもそのとき初めて伺ったのですが、それ以外の話を含めて短時間に物凄く濃密な、情報量の多い講義をしてもらったため、恥ずかしながら肝心の部分が頭に入っておらず、近々あらためてお話を伺いに行く予定です。

実はこのボトル、付属していたサンプルをずいぶん前に飲んでみて味わいは文句なしだと思っていたのですが、引越しで保存の環境が変わったりで肝心のフルボトルのほうの状態がかなり心配でした。中瀬さん直々に抜栓してもらい、参加者に振舞っていただいたところ、全員一致で文句無しに美味いとなりまして、あのときは私自身が一番ホッとしたのでした。

味わいとしてはパーカーポイント100点満点なのも納得の、自分がシェリーモルトに求める全ての要素が渾然一体としてバランスを保っている稀有なお酒だと思います。興味があれば是非飲んでみていただきたいと思います。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中